I still love with you

好きなものを好きなだけ

好きの代償

え、タイトルから既にポエミーなんですけどいけてます??????

 

あの日から、5日が経過しました。

私は今、札幌にいます。

 

あれから生きていた私めちゃくちゃ偉い。

頑張って仕事した私めちゃくちゃ偉い。

そして、そして札幌にちゃんと来た私めちゃくちゃ偉い。

 

札幌に来るまで、私はめちゃくちゃしんどかった。

1人になると不意に涙が出てくるし、テレビも見られなくて、ふとした瞬間に思い出してまたしんどくなってまた涙が出て。繰り返してました。

正直札幌へのモチベーションは0。二宮くんに会いたくないんじゃなくて、二宮くんが批判される空間が怖かった。二宮くんへの誹謗中傷を見たくなかった。なにより、二宮くんを嫌いになってしまう可能性を秘めている自分がいることも、札幌で二宮くんを見たことでその気持ちがよりハッキリしてしまうんじゃないかっていう恐怖が1番怖かった。

 

相葉くんと翔ちゃんのコメントも怖かった。私は2人しかコメントが出ないことに何も思わなかったけど、翔ちゃんの「より一層嵐を全うします」って言葉が怖かった。勝手な思い込みかもしれないけど、二宮くんが嵐を全うしてないってことなのだろうか、なんて思ってしまう事があった。

 

二宮くんにとって嵐は全てだ。仕事へのモチベーションの全てだということを、二宮くんが大好きな人達ならみんな知っている。二宮くんは嵐が大好きだ。嵐への愛情は誰にも負けないことを知っている。

だからこそ、なんでこのタイミングだったのか私には分からなくて苦しかった。もしかしたら二宮くんにとって嵐への気持ちが何かしらの変化があるのではないかと怖かった。だからこそ会うのが怖かった。

 

 

札幌に来た記憶はほとんどない。こんなに楽しみじゃないライブは初めてだった。

出てくる言葉はネガティブなものばかりで、Twitterを見ては二宮くんへの考察とか今の気持ちとか札幌初日の様子とか色んなものを見ては1人で落ち込んでた。

 

だから、入る前に覚悟を決めた。

ライブに入って私の見た二宮くんを受け止めようと。それがたとえどんなものだとしても、自分が見た二宮くんを受け止めて、感じたものを大切にしようと。私の見てきて二宮くんが正解だろうと間違っていようとその時に思った二宮くんへの思いを大事にしようと思った。

正直怖かった。もしかしたら今日で、二宮くんへの興味が薄れてしまうかもしれない。二宮くんを嫌いになってしまうかもしれない。なんて、ずーっと考えていたら、幕が空いていた。

 

 

 

開演し、二宮くんがスクリーンに映った瞬間に思った。「あ、好きだ」って。思ったら涙が止まらなくて、登場した二宮くんを1発で見つけることが出来た。どこにいたって、席が遠くたってすぐに二宮くんを見つけることができた。そりゃ10数年も二宮くんを見続けてきて、歌い方、踊り方、立ち振る舞い、歩き方、マイクの持ち方、手の振り方もう全部全部ずーっと見てきたから。1発で見つけることが出来た。

歌を歌う度に、その当時の思い出が蘇ってきて。

二宮くんとの思い出が蘇ってきて。

涙が止まらなかった。思い知らされる、「二宮くんがこんなに好きだったんだ」と。

確かに、このタイミングは本当に分からないし、お相手だって祝福し難くて。本当は笑っておめでとうって言ってあげたいけど、なかなか言ってあげるまでには時間がかかりそうで。じゃあ他のお相手だったら祝福出来てたのかって言われたらそれはそれで別問題だと私は思っている。

 

だけど、目の前にいる二宮くんは、私が10数年間見てきた二宮くんで、アイドル 嵐の二宮和也がいつもと変わらずそこにいた。ステージにいた。

 

私は。嵐のことが大好きな二宮和也が大好きで、ステージの上で笑顔でアイドルでいてくれる二宮和也が大好きだ。もちろん、嵐のことが1番でなによりも嵐を大事にしてくれる二宮くんが大好きだから、結婚なんてして欲しくなかった。でもそれはファンのエゴで、幸せを願っているのに結婚して欲しくないなんてそんな矛盾した気持ちは二宮くんに関係ない。裏切られたって気持ちも、ファンの勝手であって、結婚しないなんて二宮くんは言ってない。

彼女の匂わせを咎められず、いくらファンに拒絶されようと関係が続いていたこと、それを裏切りだと二宮くんが嫌いだと言われることは二宮くんにとって関係ない。世間がどれだけ馬鹿な女だけは辞めてくれって言ったって二宮くんにとって素敵な女性であるのであれば関係ない。

二宮くんは周りの意見なんて気にしない。周りに迷惑をかけることは絶対にしないけど、自分の意思は強い人だと改めて感じさせられた。二宮和也ってそういう人だし、その二宮くんをずっと見てきた。

 

今回の件で、去っていく人たちを沢山見た。二宮くんを嫌になっていく人たちを沢山見た。

けど私には二宮くんを嫌いになる理由にはならなかった。目の前にはアイドル 二宮和也がいたから。何も変わらない二宮和也がいたから。私が好きなのは「二宮和也」よりも「アイドル 嵐 二宮和也」だから。何度も言うけど二宮くんが女が嫌いな女が好きなことも、女癖が悪いことも、誰に批判されようと自分の好きな人が好きなことも、世間の人に比べるとクソ男なのを知っている。

けど、アイドルとしては完璧だから、プロだから私は降りることが出来ない。

今回の件がプロ意識がないとか、アイドルとして誠意が足りないとかアイドル失格とか言う人を何人も見た。確かに私も誠意は足りないと思ったし自分勝手だとも思った。アイドルであることをあれほど誇りに思う二宮くんの行動とはちょっと思えなかった。でも、ステージに立つ二宮くんは完璧だった。アイドルだった。私の大好きなアイドルの二宮くんが目の前にいた。

 

 

ライブ中、今回の件に触れられることは一切なかった。とっても優しい空間だった。もちろんメンバーがとっても気を使ってくれてくれていた。MCがこんなにハラハラしたのは初めてだったけど、いつも通りの5人だった。なんにも変わっていなかった。

私は、この件について、メンバーがどう思っているのか不安で仕方がなかった。相葉くんと翔ちゃんのコメントに違和感を感じる人もいたように、もしこの件がメンバーに認められていなかったら、嵐というプロジェクトを壊してしまう一因になっているのかもしれないと思ったら、怖くて怖くてたまらなかった。

そう思うと、メンバーがギクシャクしているように見えてしまった瞬間もあって、いつもと違うところを見ると不安になった。

だけど、それは私が勝手にフィルターを入れてみてしまっているだけであって、真実は分からない。そう見えてしまう、そう思ってしまうのは私がそういう見方をしているからだと思った。だから、そういう見方をやめようと思う。私はそんな自分かってなフィルターをかけたくない。それは逃げてるだけって言われるかもしれないけど、それでもいい。

 

相葉くんはいつも二宮くんの隣りにいてくれたと、ライブ中何度も感じて、相葉くんの優しさに何度も泣いた。二宮くんを絶対に置いてきぼりにしなかったし、必ず隣りにいてくれた。相葉くんの隣りにいる二宮くんはいつも通り楽しそうだった、嬉しそうだった。ライブ中、私の折れそうな心はそんな相葉くんに何回も救われたし、二宮くんの隣に23年間居続けてくれたのが相葉くんで心から良かったと感じた。

 

私が見てきた嵐はちゃんと嵐というプロジェクトを大きくするために、ちゃんと話し合いをする人達だ。話し合いなしに自分勝手なことをする人たちでは無いことを知っている。5人が5人、嵐のために最大限を尽くせる人達だ。

今回の件は、二宮和也ひとりの人間としての行動だけど、その後ろに嵐がいて、それを取り巻く環境があって、この発表によりどれだけの影響が出るかなんて二宮くんには分かっていたはず。そんな影響を考えず、仮に自分の私利私欲のために仕事を捨ててまで結婚をする人には到底思えなかった。きっと何かあると私は思っていて、だからといってその答え合わせなんて一生されないことも分かっている。

 

 

 

 

だから。私は一生騙されていようと思った。二宮くんのあの笑顔に一生騙されていこう。アイドル 二宮和也に騙されていこうと思う。嵐に騙されていこう思う。

真実は分からないし、きっと嵐は、二宮くんは真実を隠し通す。だったら目の前にいるアイドル二宮和也を信じていこうと思う。これからの二宮くんをずっと見続けてやる。もしかしたらこの先、いつか答え合わせができる時が来るかもしれない。それまで追いかけ続けていこうと思う。アイドル二宮くんの見る景色を一緒に見ていこうと思う。

 

札幌公演に入ってそう誓った。

そもそも私はアイドルの結婚が嫌だけど、いざ結婚したからと言ってそう簡単に降りられないことは分かっていた。降りられたら楽だし、こんなに苦しい思いしなくて済むのに、私は苦しい方の道を選んだ。きっとこの先もふと思い出しては辛くなる未来が見えている。しんどくなる。これはきっと、好きの代償だから。私が、あの日、二宮くんを応援したいと思ったあの日、二宮くんを選んで好きになって応援してきたことを後悔したくないし、それまで見させてくれたたくさんの景色が素敵なものだったから、私はそれを「結婚」を言い訳に捨てることは出来ない。だって目の前には私の大好きなアイドルの二宮和也がいるから。

 

私はきっと、好きの代償に二宮和也という呪いにかけられた。解きたくても解けない呪いにかけられたんだと思う。辛くてしんどくて苦しいけど、1度味わったら抜け出せなくて甘やかしてくれて大好きでどうしようもない呪いにかけられた。

 

 

私が二宮くんを降りる時は、二宮くんが嵐への執着、愛情がなくなった時、その素振りが見えた時。仕事への愛情が感じられなくなった時。そして、アイドルではなくなった時。その瞬間に呪いは解けて、二宮くんの呪縛から解き放たれるんだと思う。

だから、二宮くんには騙されまくってこの呪いにかかり続けてやろうと思う。

その引き換えに、絶対に祝福なんてしてあげない。

二宮くんには幸せになってほしいけど、祝福なんて言ってあげない。

その代わりに、これからも夢を見させて欲しい。

 

 

 

これが札幌公演に入って私が思ったことであり、これからの決意表明。

二宮くんは「この決断が後によかったと思えるように」って言っていた(気がする)。それを見届けてやろうと思う。

今は自分の都合のいいようにしか考えられないけど、二宮くんが好きなことは紛れまない事実で。

それは、裏切られたと嘆く人、去っていく人達も同じで、今はどうやって考えても、どういう見方をしても自分の都合でしかない。だったら私はこれまでの思い出を、気持ちを無駄にはしたくないと思う。

 

札幌公演中、これでもかってくらい涙が出てきて、涙が止まらないってこういうことなんだと初めて実感した。

札幌公演後、私は友人に泣きながら電話をした。「降りられなかった」と。そしたら、友人に「お前が降りられるわけないじゃん」って笑われた。どうやら、降りるか降りないか真剣に悩んで頭を抱えていた時間は友人から見たら無駄な時間だったらしい。本当にちょろいな、私。

 

 

こんなチョロおたを生み出したのは紛れもなく二宮くんのせいだから、責任を取ってもらおう。

 

大好きだ、ばかやろー。