ついに来た。
この日がついに来てしまった。
いつか来るって。そんなの5年前くらいから思ってた。
活動休止した時だって、「まさか」とも思ったけど、「そっか」って心のどこかでちょっと腑に落ちたところもあった。
だけどそれは活動休止だったから。「一定期間の活動休止」と銘打ってるから絶対に中途半端なことはしなくて、帰ってきてくれるって信じてた。
メンバーの雰囲気からも復帰すんじゃないかって期待をする場面は何度もあった。
だから私は、復帰した後のことしか考えてなくて。
またいつもの団扇を振って、近くの他担より遠くの自担を追いかけて、野暮なやりとりをすることを楽しみにしてた。
またできるって信じてやまなかった。
私の大好きなマリウス葉がカウントダウンコンサート2022-2023を持ってSexyZoneを卒業、ジャニーズ事務所を退所する。
私は勝手に期待して、期待しすぎてちょっと心が追いつかない。
夢であって欲しい。
マリちゃんが芸能界を引退するなんて、嫌だ。
脱退ではなく卒業と言う方法を取ってくれたこと、
一時的にマリちゃんが復帰してくれたこと、
最後に5人で旅をしてくれるところ、
5人でドームに立った映像を残してくれるところ、
本人たちの口から1番に知らせてくれたこと。
どれもこれも、ファンに対して誠実で、何度も話し合って新たな夢を追うマリちゃんの背中を押してあげてすでに前を向いている5人が目の前にはいた。
退所するメンバーに対してこんなに誠実な対応をしてくれることを喜ばしいと思うべきだと思うし、こんなにファンのことを思ってくれていること、体調が完璧ではないけど日程を調整して退所する前に一時的にSexyZoneに戻ってきてマリちゃん自身の口から説明してくれたこと、喜ぶべきだと思う。
マリちゃんが好きならマリちゃんの夢を応援するべきだと思う。背中を押してあげるべきだと思う。
笑顔で送り出してあげるべきだと思う。
でも心が追いつかない。
分かってるけど、私にはまだ笑顔で送り出すことも、マリちゃんの夢を応援してあげることも、マリちゃんが芸能界から引退してしまう現実を受け止めることも、まだ出来ない。
本当にこれは私のわがままで、SexyZone側の事情も、マリちゃんの事情も何も考えずに言ってしまうけれど。
マリちゃんにはずっとステージにたち続けて欲しかった。
幸せな空間を一緒に共有したかった。
マリちゃんを追いかけたかった。
SexyZoneにいるマリウス葉をこれからも見続けたかった。
ステージに立つマリウス葉の夢を一緒に追いかけたかった。
私の願いはただそれだけだった。
でもそれはマリちゃんにとって難しいことだった。
きっとマリちゃんはこの先、自分のやりたいことを優先させようとしたとき、Sexy Zoneでいることが、ジャニーズにいることが足枷になってしまう瞬間が来る。
私がマリちゃんの19歳のお誕生日の時にはてブロに書いた言葉。
この数年前から考えていたこと。
分かっていたけど。
マリちゃんがいつか退所することなんて容易に想像出来た。
だから私は悔いが残らないようにマリちゃんに会いに行った。いつか会えなくなる日が来るかもしれないって思ってたから。
だから、悔いがないかと言われたら、私のできることはやりきったと思う。
だけどやっぱり目の前に突きつけられると受け入れられなくて。
マリちゃんの姿をこれからも見ていたいと願ってしまう。
マリちゃんの団扇を振り続けたいと願ってしまう。
こんなわがままなファンでごめんね。
ちゃんと大晦日には笑った送り出せるように。
マリちゃんの夢を応援できるようになるから。
もう少しだけ。
後ちょっとだけ時間をください。